健康と病気、症状

アーカイブ : 2009年03月

手洗い・うがいの方法

インフルエンザなどの病気の対策として、手洗いやうがいが推奨されています。

正しい手洗いやうがいは、細菌やウイルスなど病原体から体を守ります。

手洗いやうがいを習慣にすることで、細菌やウイルスの感染を防ぎ、病気になりにくい体を作ることができます。

小さな子どもがいる家庭では、まず大人が正しい手洗いやうがいを行い、子どもの手本となることも大切です。

手洗いでは、指輪をしている人は、指輪と皮膚の間に病原体が入り込んでしまうことがあるので、指輪をはずしておこないましょう。

インフルエンザなどが流行している期間は、指輪をはずしておくのもよいでしょう。

指と指の間は、細菌やウイルスが溜まってしまいやすい場所です。

両手の指を組んで、指と指の間もしっかりと洗いましょう。

洗う場所は、手のひらや指先だけでなく、手の甲や手首まで忘れないように洗ってください。

手洗いが終わった後は、清潔やタオルやペーパータオルで手を拭いてください。

濡れたタオルは菌が繁殖しやすいので注意が必要です。

うがいをする場合は、ぬるま湯やうがい薬を使います。

うがい薬は必ず説明書に書いてあるとおりに薄めて利用してください。

これを1~2回行います。

まず、コップに入った量の半分から1/2を口に含んで、正面を向いて口の中を10~15秒くらいゆすいでください。

次に、半分から1/2を口に含み、上を向いて喉の奥までとどくようにして、10~15秒くらいガラガラとうがいをしてください。

うがいは、喉の殺菌だけでなく、喉を潤し、乾燥を防ぎ、ウイルスや細菌を寄せ付けないという効果もあります。

手洗い・うがいは最も基本的な病気への対策です。

手洗いやうがいは、石鹸やうがい薬でなくても水で充分、効果があるので、ぜひ習慣づけて欲しい病気の予防対策なのです。

エマージングウイルス

2003年、中国で発生したSARS(重症急性呼吸器症候群)は、世界を震撼させました。

その時の致死率は、9.6%です。

SARSの原因となるウイルスは、新型のコロナウイルスとわかりました。

ワクチン接種や抗生物質投与などによる感染症の対策が進み、1980年、WHO(世界保健機関)は天然痘の根絶宣言を行いました。

その他の感染症も、ワクチン接種などによって、根絶されていくだろうと思われていました。

しかし、翌年の1981年にエイズが発生し、その後も次々と新しい感染症が現れてきました。

これまでに確認されていなかった感染症で、局地的あるいは国際的に大きな問題となる感染症を進行感染症(エマージングディジーズ・エマージング感染症)と言い、この感染症の原因となるウイルスがエマージングウイルスです。

エマージングウイルスは、上で述べたSARSの原因ウイルスであるSARSコロナウイルスの他、エイズのウイルスであるHIV、高病原性トリインフルエンザのトリインフルエンザウイルスなどがあります。

肝炎のウイルスであるC型肝炎ウイルスもエマージングウイルスであり、C型肝炎は肝硬変や肝臓がんへ移行する危険性のある病気として、社会的に問題となっています。

エマージングウイルスは野生動物を宿主とするウイルスで、野生動物に感染しても、病状はないか、軽い症状で収まっています。

しかし、それが人間に感染することによって健康に大きな被害を与える感染症を引き起こしているのです。

進行感染症が、次々と起こる背景には、森林破壊や世界人口の増加、野生動物の輸入・飼育などによって人間と野生動物との距離が近くなったことが一因とも言われています。

環境破壊による影響は、このような未知のウイルスによる病気の発生・拡大という状況も作り出しているのです。

進行感染症の対策としては、エイズの場合、性教育などによる予防対策が重要となります。

新型インフルエンザなど今後起こる可能性のある病気に対して、世界全体での監視体制も必要とされています。

不織布製マスクの使用方法

病気の感染予防の対策に有効な不織布製マスクは、1日1枚程度の使用で、原則として使い捨てのマスクです。

マスクのフィルターにはウイルスや細菌などの病原体が付着している可能性があるので、着用中はできるだけ触らないようにしましょう。

また、不織布製マスクを着用していても飛沫を吸い込むことを完全に防止はできません。

より有効な対策としては、症状のある人に近づかない、人混みの多い場所に行かない、手洗いなどの感染予防が優先されます。

病気にかかり、咳・くしゃみの症状がある人は、周囲の人に病気を感染させないために外出を控えてください。

外出の必要がある人は、ウイルスや細菌を含んだ飛沫の飛散防止のため、不織布製マスクをしましょう。

小児用の不織布製マスクも販売されています。

幼児が不織布製マスクを使用する際は、保護者など大人が正しく着用させてください。

不織布製マスクを着用するときは、必ず使用説明書を見て、それに従って着用してください。

まず、鼻や口・顎をマスクで覆います。

特に、鼻と口は確実に覆ってください。

プリーツ型マスクは、プリーツを上下に広げることで覆うことができます。

隙間をなくすために、鼻筋の部分も顔にフィットさせてください。

マスクを外すときは、表面に触れないようにはずし、ビニール袋に入れ、袋の口を閉めて廃棄してください。

そして、ウイルスが手や指に残っている可能性を考え、マスクをはずした後の手洗いも忘れてはいけません。

不織布製マスクを正しく使用することが、病気への大きな対策として効果を発揮するのです。