日本人女性の2人に1人は便秘の自覚症状を持っているといわれていますが、その解消方法は人によって千差万別です。
自分にあった方法を知るためには、まずは自分の便秘の種類についてを知る必要があります。
最初に大きく分けられるのは「急性型」と「慢性型」です。
急性型の便秘というのは、環境の変化で起こるものが多く、環境に慣れれば自然に解消されるものがほとんどです。
よく聞かれるのが「旅行中に便秘になった。」という例です。こういった場合は、たいていは旅先から戻れば便秘も解消されますよね。
慢性型の便秘の原因の多くは、食生活や生活習慣の問題です。このタイプの便秘が、2人に1人が苦しめられている便秘です。
この慢性便秘は「器質性」便秘と「機能性」便秘に分けられます。
器質性便秘は癌などの影響で腸の癒着が起こって便の通りが悪くなるなど、背後に病気の心配もありますので、専門の医師に相談してください
機能性便秘はさらに三つに分けられます。
一つ目は「弛緩性」便秘です。便秘の多くはこのタイプで、腸の蠕動(ぜんどう)運動が弱くなってしまうことで便秘が起こります。
二つ目は「直腸性」便秘です。便は直腸まで達しているのですが、便意を感じず蠕動運動が始まらない場合をいいます。
忙しくてつい我慢してしまって、ということが頻繁な方に多く見られます。このタイプは大きくて硬い便になります。
三つ目は「けいれん性」便秘です。こちらは逆に大腸の運動が強すぎてけいれんを起こし、便の通りが悪くなっているタイプです。便意は強いのに排便が困難だったりし、便はウサギの糞のように細かくなります。
あなたの便秘はどのタイプでしたか?
女性を対象にした調査では、便秘気味という人も含めて、全体の約40%を越える人が便秘であると答えていると調査結果があります。
このように耳によく聞く「便秘」ではありますが、明確な定義というものはなく、一般には3~4日以上便通がないものを便秘と呼んでいます。ですが、毎日便通があってもその量が少量で、腹部膨満感・残便感・食欲不振・全身倦怠感・頭痛・腹痛・めまい等の自覚症状があるものは便秘と言えます。
つまり、排便・便通に不快感を伴うものは便秘といって差し支えないようです。
便秘を解消するために、どうして便秘になるのかを、まず知っておきましょう。
便秘の原因には、水分不足や食物繊維不足、腹筋の筋力低下、排便欲求の我慢、ストレスなどがあります。
1.水分不足
正常な便の約80%は水分といわれています。体内の水分が不足すると、便の水分も吸収され硬い便となり排便がし辛くなり便秘を起こします。
2.食物繊維不足
食物繊維が便のかさを増やしてくれることで、腸を刺激してぜんどう運動を活発にさせ排便を促してくれます。
同じ理由で食事の量そのものが少ないと便の量自体も減り、腸への刺激もぜんどう運動も弱くなって便秘を助長します。
3.運動不足
腹筋が弱まることで腸のぜんどう運動も弱くなってしまいます。また、腹筋は便を押し出す力のためにも必要です。
4.がまん癖
直腸に便がたまるとその刺激で便意が起こります。便意を感じた時に近くに忙しかったり、恥ずかしかったり等の理由で我慢してしまうことが続くと、直腸が次第に刺激になれてしまい、便秘になってしまいます。
5.ストレス
腸のぜんどう運動を左右する自律神経の副交感神経が、ストレスで乱れてしまうことで、ぜんどう運動も乱れて便秘を起こします。
不規則な生活、睡眠不足もストレスとなります。
6.その他
病気やケガが原因で便秘を起こす場合もあります。また、薬の副作用での便秘もあります。