身体障害者手帳とは、身体障害者が各種援護を受けるために必要な手帳です。
がん治療により、人工肛門をつけた場合などが身体障害者に相当します。
次の障害の人に交付されます。
手帳の等級には1~6級があります。
肢体不自由の7級の方には手帳の交付はありません。
・視覚障害 1~6級
・聴覚障害 2~4級・6級
・平衡機能障害 3級・5級
・音声機能・言語機能・そしゃく機能障害 3級・4級
・肢体不自由 1~6級
・内部障害(心臓・腎臓・呼吸器・ぼうこう・直腸・小腸) 1級・3級・4級
・内部障害(免疫機能障害) 1~4級
手帳の交付には、申請書・指定医師の診断書・写真・印鑑が必要です。
身体障害者手帳の交付に必要な診断書は指定医師しか書けませんので、担当の医師が指定医師かどうか、事前に自治体の障害福祉課などに問い合わせてください。
身体障害者手帳を持つ1~3級の方は、重度障害者医療費の助成があります。
国民健康保身・各種医療保険の被保険者、被扶養者で、本人・配偶者・被扶養義務者の所得が一定基準以下、3級の内部障害者以外の人は世帯員に住民税の所得割が課せられていないこと、これらのすべてを満たす人です。
外来は1医療機関1日500円限度に月2回1,000円までの負担、入院は月2,000円限度です。
3ヵ月を超える入院は、4ヶ月目から一部負担金がありません。
前年給与収入・年金収入65万円以下の低所得者の場合には、さらに軽減があります。
さらに、身体障害者手帳の交付を受けた人で障害程度の軽減・機能回復を目的とした医療を指定医療機関で受ける更生医療があり、自己負担額が原則として医療費の1割負担となります。
ただし、世帯の所得水準に応じ1ヶ月あたりの負担に上限があります。
このような制度の利用より、がん治療の医療費負担を軽減できるのです。
がん治療をする上で大きな問題になるのが医療費です。
がん治療は長期間に渡るので、医療費は家計を圧迫しかねません。
しかし、高額療養費や身体障害者の医療費負担枠、障害年金など上手に利用することで医療費の負担を抑えることができます。
医療費の減免が認められるのに、高額な医療費を負担し、それが重圧とならないよう、利用できるサービスがあるかどうかを調べることも大切です。
医療費負担を軽減することもまた、大切ながん治療となるのです。
高額療養費は、長期入院などでの高額な医療費負担を軽減させる目的で、その月の1ヶ月(その月の1日?末日)の自己負担額が所定の金額を超えた場合に、超えた部分が返還される制度です。
ただし、保険の対象とならない食費や差額ベッド代などは対象とはなりません。
以下は70歳未満の被保険者・被扶養者の入院、もしくは入院と外来の合算での自己負担上限です。
上位所得者(標準報酬月額53万円以上)の自己負担上限額は、150,000円+(医療費の総額―500,000円)x1%です。
一般(標準報酬月額53万円未満)の自己負担上限額は、80,100円+(医療費の総額―267,000円)x1%となります。
低所所得者(市町村民税非課税など)は35,400円です。
入院が長期に渡るなど、その年の高額療養費支給が直近の12ヶ月で4回以上になる場合には、4回目から上位所得者は83,400円、一般は44,400円、低所得者24,600円です。
以前は、高額療養費制度を利用するには、申請後3ヵ月過ぎてから、上限額を越えた部分が返還されていました。
しかし、平成19年4月より、事前の手続きにより一医療機関ごとの窓口での支払を自己負担限度額までにとどめることができるようになっています。
秋田県の玉川温泉は、がん患者が集まる温泉として有名です。
新幹線田沢湖駅からバスで80分、もしくはJR鹿角花輪駅からバスで1時間の場所にあります。
玉川温泉の泉質は、pH1.05という強酸性の湯で、軽い発泡性があります。
微量の放射能が温泉水、湯華、土砂に含まれています。
源泉は98度の高温です。
ここで、生成、産出されるラジウムを放射する北投石は特別天然記念物です。
一般の温泉ようにお湯につかるのではなく、岩盤浴が有名です。
また、玉川温泉の源泉は、配送もしてもらえます。
玉川温泉は通常の温泉とは違って、療養・静養を目的としています。
玉川温泉は奇跡の温泉とも言われています。
玉川温泉の効能には、リウマチなどの神経疾患・慢性の皮膚病・肝機能の活発化があります。
がん治療としての効能があるとは書かれてはいませんが、この温泉でがんが治ったという話を聞いてがん患者が多く集まってきます。
地熱で温まった岩盤の上で、湯治に訪れた多くの人がござを敷き、その上に寝転がっています。
がんに効くという口コミが広まり、玉川温泉に行くツアーも多く行われています。
がん治療などでがんと戦っている人たちにとって、多くの患者が集まるこの温泉は、がんを治すという気持ちを強くしてくれる温泉なのかもしれません。
そこには癒しの空間があるのです。
玉川温泉の他、がん患者が集まる温泉として有名なのは、福島県の三春温泉です。
ザ・ドリフターズの故いかりや長介さんが末期がんになった時に通っていたことで有名です。