前回少しご紹介しましたが、今回からは赤ちゃんの血液の病気についてご紹介していきますので参考になさってください。
溶血性貧血
・赤血球は、作られる量と壊される量は一定に保たれていますが、そのバランスが崩れてしまい赤血球が速くこわされてしまうことで起こる貧血のことです。
症状としては、発熱や吐き気などです。
治療としては、薬物療法や脾臓の切除手術などが行われます。
再生不良性貧血
・骨髄の機能が低下することによって起こる貧血のことです。
はっきりとした原因は不明ですが、赤血球や血色素の減少のほかに、血小板や白血球などの減少もみられます。
症状としては、発熱や食欲不振、吐き気、貧血などで歯ぐきや鼻からの出血も起こります。
治療としては、抗生物質やステロイドなどの薬物治療が中心となりますが重症の場合は骨髄の移植なども必要となります。
ビタミンK欠乏症
・ビタミンKとは血液の凝固に欠かせない成分です。
これが不足することにより、止血機能が低下してしまいます。
症状としては、鼻血や嘔吐などが挙げられます。
新生児メレナという病気をご紹介したときもご説明しましたが、もともとビタミンKは胎盤を通過しにくいと言われていますので赤ちゃんには不足になりがちです。
出血が起きてからの治療は、後遺症が残ることもあり、最近では生まれてすぐにビタミンKシロップを赤ちゃんに飲ませるという処置がとられています。
このシロップを飲ませていれば心配することなく子育てできるでしょう。
今回も引き続き、赤ちゃんの心臓や血管の病気についてご紹介していきますので、参考になさってください。
不整脈
・心臓のリズムが乱れてしまい速くなったり遅くなったりする病気です。
心疾患で起こるものと、一過性のものがあります。
症状としては、高熱や脈拍が速くなります。
治療としては、原因を明らかにした後に適切な治療が必要となります。
高血圧
・大人同様に、子供にも高血圧はあります。
原因としては、何らかの病気が原因で起こりますので二次性のものです。
症状としては、動悸や息切れなどで心臓の機能が悪化します。
降圧剤などの薬物治療が主な治療となります。
それと同時に生活習慣の見直し、改善も必要となります。
さて、赤ちゃんの心臓や血管の病気をこれまでご紹介してきましたが、ここからは血液の病気についてのお話をさせていただきます。
血液は、赤血球、白血球、血小板の成分で出来ています。
働きとしては、止血やウイルスからの防御などで、栄養素の運搬をしているので重要な役割を担っています。
ぜひ知識のひとつとして覚えてみてはいかがでしょうか。
鉄欠乏性貧血
・これは、鉄分の不足によっておこる病気です。
これは、貧血を起こします。
貧血とは、血液の中の血色素の量や赤血球の数が減っている状態のことです。
症状としては、食欲不振や吐き気、疲れやすさ、体重が増えないなどといったことが起こります。
治療は、鉄分の補給が一番です。
鉄分を多く含む食材を積極的に与えるようにして食事の改善を図りましょう。
赤ちゃんが何事もなくスクスクと育っていくことは、ママやパパの一番の願いではないでしょうか。
不運にも病気にかかることがあったとしても、適切な処置や経過観察によって治癒することも可能です。
そのためにも適切な対処を覚えておくとよいのではないでしょうか。
前回に引き続いて、赤ちゃんの心臓や血管の病気についてご紹介します。
心筋症
・心筋とは心臓の筋肉のことでこの部分に異常をきたす病気が心筋炎です。
主に、心室の壁が厚くなってしまう肥大型と左心室が拡張してしまう拡張型があります。
いずれの型も心臓に大きな負担となります。
肥大型の症状としては、動悸やめまいなどですがはっきりとした症状が出ないために検診時に見つかることが多い型です。
治療としては、肥大した部分を切除する場合もありますが、基本的には薬物療法が中心となります。
拡張型は、動悸のほかに就寝時にも重苦しさを感じることがあります。
治療としては、薬物療法やペースメーカーなどですが、症状が改善されない場合は移植という選択肢もあります。
日常にも安静を保つなどの制限がでてきてしまう病気です。
川崎病
・この名前は発見者の川崎富作さんという博士からとられたもので、原因はわかっていない病気です。
症状としては、急に発熱しそれとともに全身に発疹が出てきます。
特に年齢が低ければ低いほど重症になりやすく、1週間近く続きます。
治療としては入院治療となり、後遺症の検査もあります。
その場合は、心臓の超音波検査が行われます。
そこで後遺症があった場合は薬物療法となり、後遺症がなかった場合は経過観察となります。
後遺症がなかった場合も安静を保つことは必要となりますので、しばらくは無理をさせないようにしましょう。